今月の ”そっと”寄り添うサポートメモ
「つい、きつい言い方になっちゃう…」 ~その奥にある“伝えたい気持ち”~
「うるさい!」「なんでそんなこと言うん!」
おうちで、そんな強い言葉が飛び出すことはありませんか?
放デイでも、ときどきそんな場面があります。
でも実は、子どもたちは“悪気”があって言っているわけではないことが多いんです。
気持ちをうまく言葉にできなかったり、自分でも何にイライラしているのか分からなかったり…。
そんなとき、「きつい言葉」で“助けて”を表していることもあります。
そんなときは、
・「今、しんどいのかな?」とまず気持ちを想像してみる
・あとで落ち着いたときに「さっきはイヤな気持ちがあったんだね」と振り返ってみる
・“言い直し”の機会をつくって、「こう言えたらよかったね」と一緒に練習してみる
言葉がきつくなったときこそ、関係を見直すチャンスです。
子どもたちの心の中にある“ことばにできない気持ち”を、一緒に見つけていけたらと思います。
“できた!”をふやすには、環境のちょっとした工夫から
子どもがなかなか動けないとき、「やる気がないのかな?」「わざとかな?」と感じること、ありませんか?
でも実は、「どこに何があるか分からない」「声かけがうまく届いていない」など、“環境”がうまくかみ合っていないことが原因のこともあります。
たとえば…
・使うものは目につくところに並べておく
・1回の声かけを短く、ゆっくり
・「◯◯してから△△しようね」と順番を伝える
それだけでも、「自分でできた!」が生まれやすくなります。
うまくいかないときこそ、子どもに合わせて環境のほうを動かしてみる
そんな視点を、ご家庭でも試してみてください‼
2025/5/30 保護者会「家庭での感染症対策について」